専門看護師は、専門分野の知識と技術をもって水準の高い看護ケアを提供するために、患者さんに関わる医療者と共に看護ケアを実践しています。
小児看護専門看護師 1名
病気がある子ども達のその子らしさを尊重し、健康な生活と成長発達を遂げるために支援しています。
患者さんが治療や検査を納得できるように、病気のこと、治療や検査のことをわかりやすく説明できる工夫を職員と一緒に考え取り組んでいます。ときには地域に出向いて患者さんの体調や医療ケアに合わせた生活が出来るように学校などと連携を図ることもあります。
慢性疾患看護専門/慢性呼吸器疾患看護認定看護師 1名
慢性疾患を抱える患者さん、ご家族に対し、呼吸機能評価や呼吸管理について情報提供するとともに、病と共に生きる生活者として少しでも楽に生活が送られるように、病状の悪化予防、社会復帰に向けた呼吸リハビリテーションなどの支援、生活上の注意点など情報提供を行っています。
RST(呼吸ケアサポートチーム)として、人工呼吸器管理をされている患者さんへのラウンド、呼吸ケアの実践、困ったことやわからないことの解決のための取り組みを行っています。また、患者さんに対し日常生活での呼吸法体得に向けた取り組みを行い、少しでも安楽に過ごせるよう支援しています。
健康な人であれば何気なく行える「呼吸」についての正しい知識・技術を地域社会へと情報発信し息苦しさに悩み苦しむ人が少しでも減るよう努力し続けています。
感染管理認定看護師 2名
患者様やご家族、病院で働く職員など、感染から守るために感染対策に取り組んでおります。主に院内感染対策におけるマネジメントをはじめ、職員への感染対策の教育や指導、職員からの相談等の役割を果たし、院内感染対策の充実に向けて取り組んでいます。
感染対策チーム(ICT)や抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の一員として医師や看護師、薬剤師、検査技師、事務職員と協力をしながら定期的なラウンドや会議を行い、患者様や病院で働く職員にとって安全で安心できる環境が提供できるよう、努めています。
病院内問わず、周辺施設との連携や交流を通じて情報交換を行い、地域全体での感染対策の推進ができるよう、地域に向けた支援を行っています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 1名
皮膚・排泄ケア認定看護師として創傷、ストーマ、失禁に関する問題のアセスメントを行い、ケースに応じたケアを提案し実践しています。
主な役割は、褥瘡の発生予防や早期治癒に向けた定期的なラウンド及び、気管カニューレ紐やNPPVマスク、胃瘻チューブ等に伴う医療関連機器圧迫創傷のケアの評価等があります。
また臨床のケアの質を向上させるために、褥瘡予防リンクナースの学習会を実施し、退院カンファレンスなどで地域に向けた支援を行っています。
専門分野で活躍する看護師紹介
小児アレルギーエデュケーター
アレルギー疾患を持つ子ども達が、入院中はもちろん退院後の生活でもその子らしい健康な生活をおくり、すこやかに成長できるよう、医師・看護師・栄養士・薬剤師・理学療法士・心理療法士など多くのスタッフと連携し、患者さんとそのご家族への教育支援を行います。
喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどの小児アレルギー疾患を総合的に捉え、医師による診断・治療方針決定後に、薬の効果や使い方・症状の見分け方・救急受診のタイミングなどを実際の生活にそってお話し、患者さんやご家族が病気を理解して治療に前向きに取り組めるよう指導したり、治療環境を整えて、園や学校での集団生活がスムーズに行えるよう関わっています。
当院では、小児病棟・外来をはじめとして、アレルギー児対象サマーキャンプ、喘息児対象水泳教室、食物アレルギー教室、小学校のアレルギー疾患調査などで活躍しており、地域に出向いた活動や効果的な支援を行うための調査にも取り組んでいます。
3学会合同呼吸療法認定士
呼吸療法を習熟し、呼吸療法、吸入療法、呼吸理学療法及び人工呼吸器の管理を行いながら、呼吸が上手にできない患者さんに対し、楽に呼吸ができるよう支援しています。