理念
基本理念
標語:「思いやり」
病と闘う人への共感と、良質の医療を目指す向上心
運営方針
- a. 親切・丁寧な、人間志向の患者診療
患者さんに優しい、親切で丁寧な医療を目指します。 - b. 国立病院機構としての良質で専門的な医療と、地域との緊密な医療連携
国立病院機構の一員として使命感を持って臨床と研究・情報発信を行いながら、地域医療にも積極的に全力で貢献します。 - c. 常に向上心を持つ、士気の高いスタッフの育成
自らを律し、新しい知識と技術の習得のためにたゆまぬ努力を払います。 - d. 医療を志す若人から選ばれる、魅力にあふれた病院創り
質の高い臨床研究と専門性の高い医療研修を行うことにより、次世代の優れた医療人の育成に努めます。 - e. 健全・効率的で透明性の高い病院経営
病院運営を円滑に行うための確固たる財政的基盤を築くとともに、その透明性の確保に努めます。
概要
所在地
〒811-1394 福岡市南区屋形原4-39-1
TEL:092-565-5534(代表) FAX:092-566-0702
位置及び環境
当院は、福岡市の南西に位置し市の中心街から約10kmの郊外にあります。周囲は田園風景を残した閑静な住宅地にあり、特に隣接する用水畔を中心に職員の善意で桜が植樹され、来訪者の心に安らぎを与える散策の場となっています。
また、近くには、市立屋形原特別支援学校が開設されており、都会の喧噪を忘れさせ、療育に適した環境です。
敷地及び建物
(1) 敷地計56,398㎡
内訳:庁舎47,357㎡ 宿舎9,041㎡
(2) 建物計27,269㎡
内訳:病棟14,086㎡、管理・診療棟4,523㎡、宿舎2,223㎡、その他6,437㎡
定数及び医療機関指定の状況
(1)医療法定床360床
内訳:一般230床(内科120床、外科60床、小児科50床)重症心身障害130床
(2)指定医療
◦ 健康保険及び国民健康保険
◦ 後期高齢者医療
◦ 労災保険
◦ 感染症予防法(結核)
◦ 公害医療(喘息)
◦ 生活保護法
◦ 療育医療
◦ 原爆医療
◦ 障害者総合支援法
◦ 難病対策医療
◦ 小児慢性医療
(3)診療科目
◦ 内科
◦ 心療内科
◦ (精神科)
◦ (神経内科)
◦ 呼吸器内科
◦ 循環器内科
◦ アレルギー科
◦ 小児科
◦ (リウマチ・膠原病内科)
◦ 外科
◦ (整形外科)
◦ 皮膚科
◦ 耳鼻咽喉科
◦ 放射線科
◦ リハビリテーション科
◦ 歯科
◦ (麻酔科)
※診療科( )は標榜のみ
沿革
当院の始まりは、結核予防法(大正8年3月公布)に基づいて設置された福岡市立結核療養所であり、その沿革は次のとおりです。
大正15年6月10日 | 福岡市屋形原病院として発足 |
---|---|
昭和18年4月1日 | 日本医療団に移管 |
昭和22年4月1日 | 厚生省に移管・国立療養所屋形原病院となる。 厚生省に移管と同時に、国立療養所銀水園(大牟田市)国立赤坂療養所(筑後市)、国立療養所福岡厚生園(福岡市)が当院の分院となる。 厚生省に移管当時の病床数は150床であったが、国の施策する増床計画により、400床で運営。 |
昭和22年8月1日 | 国立療養所銀水園が当院から独立 |
昭和23年4月1日 | 国立赤坂療養所が銀水園の分院となる |
昭和27年4月1日 | 国立療養所福岡厚生園が当院から独立 |
昭和44年4月1日 | 「こばと病棟」として重症心身障害病棟40床開設。医療法420床で運営。 |
昭和46年4月1日 | 重症心身障害病棟40床増設。医療法460床で運営。 |
昭和46年7月1日 | 昭和46年5月病棟新築工事が完成。7月1日付で国立療養所福岡厚生園との統合により、南福岡病院と名称変更。医療法定床480床で運営。 |
昭和47年4月1日 | 重症心身障害病棟3病棟に増設。医療法520床で運営。 |
昭和48年4月1日 | 国立療養所南福岡病院附属高等看護学院として発足 (2年課程(定時制)の看護婦養成所を附設) |
昭和50年4月2日 | 国立療養所南福岡病院附属看護学校と名称変更。 (厚生省組織規定の一部改正による) |
昭和51年4月1日 | 国立療養所南福岡病院附属看護学校3年課程となる。 (1学年40名、計120名の定員で通学制となる) 昭和50年厚生省運営方針に基づき、地域医療計画の中で性格付けがなされ全国で唯一呼吸不全対策基幹施設に指定される。 |
昭和51年5月31日 | 臨床研究検査棟が竣工 |
昭和56年9月1日 | 結核病棟閉鎖により医療法定床469床で運営。 平成11年3月再編成計画の見直しにより、当院は政策医療として「免疫アレルギー基幹医療施設、成育医療・重症心身障害専門施設」として機能付される。平成13年3月施設基本構想として、当院は九州ブロックの「免疫異常」に関する中心的施設として、高度専門医療施設等の連携の下に、高度で専門的な医療・臨床研究・教育研修及び情報発信の機能を備えるとともに、「成育医療・重症心身障害」に関する専門的な医療並びに「呼吸器疾患に関する医療を行う施設として機能付与された。 |
平成13年4月1日 | 国立療養所南福岡病院附属看護学校閉校 (卒業生905名:2年課程63名、3年課程842名) |
平成13年7月1日 | 結核病棟閉鎖(一部)により医療法定床418床で運営。 国立として初の重症心身障害B型通園事業開始 |
平成16年4月1日 | 全国の国立病院・療養所が独立行政法人化となる。 独立行政法人国立病院機構福岡病院と名称変更。結核病棟を閉鎖(全面)医療法定床368床で運営。 |
平成17年4月1日 | 重症心身障害A型通園事業に移行 重症心身障害病棟へ療養介助職導入 |
平成18年10月1日 | 重症心身障害病棟(3ヶ病棟)障害者自立支援法(療養介護事業)移行 |
平成25年9月17日 | 重症心身障害(者)病棟新築(120床から130床へ) |
平成26年11月1日 | 一般病棟新築 医療法360床で運営(一般病棟230床となる) |
診療実績