当部門のご案内
当院の臨床研究部は昭和57年「呼吸不全」の臨床研究を主たる対象として発足したが、平成11年の「国立病院・療養所の再編成計画の見直し」により、政策医療として、「免疫異常」の基幹施設、「成育、重心医療」の専門施設、「呼吸器疾患」の一般施設としての機能が付与された。
「免疫・アレルギー」の分野においては、九州の中心施設であり、外来登録患者数年間6,000名、入院症例数800名の気管支喘息(小児・成人)を初めとし、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、花粉症、アレルギー性血管炎などすべてのアレルギー疾患を、アレルギー科、呼吸器科、小児科、皮膚科、耳鼻咽喉科の連携のもとに診療、研究している。また、2002年よりリウマチ科を新設し、関節リウマチ、膠原病の臨床研究を行っており、免疫・アレルギーの基幹施設として充実してきている。
「成育」と「重心医療」の分野においては、軽症から人工呼吸管理を要する超重症児(者)まで診療しているが、2001年より国立療養所ではじめてB 型通園事業を開始した。当院は全国に先駆けて在宅支援の大きな柱である「通園」に関しての政策医療を積極的に行っている。在宅支援は重症心身障害児(者)医療には不可欠であり、2005年よりA型通園事業を開始し、重症心身障害児(者)の在宅支援事業を推進し、重心機能の充実を図り、障害児(者)の総合的医療機関を目指している。
また、小児救急医療では、大学病院、こども病院、地域医師会との連携を図って診療を行っている。 「呼吸不全」の分野においては、150名の在宅酸素療法患者と50名のNIPPV 療法患者を診療し、呼吸リハビリテーションを積極的に行っている。気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺癌、間質性肺炎、びまん性肺疾患、呼吸器感染症などすべての呼吸器疾患に対応し、内科と外科が協力して診療している。 アレルギー疾患、気管支喘息、関節リウマチ、呼吸不全、肺結核、肺癌、肺線維症に関して政策医療ネットワークを有効に活用して共同研究を行っている。
業績集
2022年度業績
2021年度業績
2020年度業績
2019年度業績
※「代表論文別刷」につきましては、掲載しておりません。
ご希望の方には業績集を差し上げますのでFAXにてご連絡ください。
お問い合わせ
国立病院機構福岡病院 臨床研究部
FAX:092-566-6910(直通)