心療内科

当科の特長

身体症状(咳、息切れ、動悸、めまい)や精神症状(抑うつ、不安症状)で、その原因にストレスが関係している患者さんを診ています。

当院の専門性を反映し、呼吸器症状(咳、息切れ)や皮膚症状(かゆみ、蕁麻疹)で、原因がはっきりしない方や、通常の治療を行っても症状の改善に乏しい患者さんが多く来院されます。
また、これら以外の症状(食欲不振、めまい、抑うつ、不安症状など)にも対応しています。ストレスが原因かも?と思われる症状がある際には、来院ください。

  • ※ 初診は1時間の枠組みで対応しているため、予約制になっています。

症状例1:呼吸器症状、「“せき”が長く続く」

長引く咳にお困りではありませんか??

長引く咳の原因には、咳喘息、アトピー咳嗽、感染後咳嗽、副鼻腔気管支症候群、胃食道逆流症(GERD)、後鼻漏などがあります。その他、薬剤、ストレス(職業、環境)などの影響があることもあります。原因は1つだけではなく、複数の場合もあります。
当院では呼吸器内科,アレルギー科,耳鼻咽喉科,心療内科が連携しながら、また、24時間PHモニターやアストグラフといった特殊な機械を用いて精査を行い、「せき」の診断と治療を行っています。

症状例2:精神症状(抑うつ、不安症状)

精神症状(抑うつ、不安症状)で悩まれていませんか??

ストレス関連の情報は脳で処理されているため、脳の症状である精神症状(抑うつ、不安症状)も診ています。これらの症状のある方は相談ください。
精神症状が重たい場合、認知症、統合失調症、双極性障害(躁うつ病)などの病気が疑われる方、自立支援医療制度や障害者手帳などの社会福祉に関わる支援を希望される方は、精神科に紹介させていただきます。
発達障害(子供・大人)についても専門病院に紹介させていただく場合があります。

ストレスとは? ストレスと関連する症状について

外界からの様々な情報は、目や耳、皮膚などで知覚され「脳」で処理されますが、その情報が大きかったり多かったりすると、私たちはこの状態をストレスと感じます。外界からの総ての情報;物理・生物学的刺激や心理・社会的刺激は、ストレスの要因となりますが、日常では心理・社会的刺激によって生じた状況(症状)をストレスと呼ぶことが多いです。

では、どのような人がストレス症状を生じやすいのでしょうか?

「脳」を多く使う・考え過ぎてしまうといった特徴のある人は、普段から多くの心理・社会的な情報が「脳」に入ってきます。情報過多のストレス状態が長く続くと「脳」は疲れてしまい、機能低下(異常)が生じます。「脳」につながっている「神経」も緊張・興奮・敏感などの異常な状態になり、小さな刺激に対して強く反応し、症状として感じてしまうようになります。ストレスと関連する症状は、抑うつや不安症状といった精神症状だけでなく、咳、息切れ、動悸、めまい、食欲不振などの身体症状など多彩です。

「脳」の機能的異常(神経の過敏性や疲労など)は、検査データで客観的に異常を示すことができないため、病院やクリニックを受診しても「症状の原因がはっきりしない」「通常の治療を行ってもなかなか治らない」ことがあります。これらの症状は、原因(ストレス要因)に対して、適切にアプローチしていくと改善していきます。

診療内容・特徴

心療内科医は内科の専門医を取得(研修)しており、ストレスによる身体症状の精査や治療を得意としています。

軽~中程度の抑うつ、不安症状も診ています。

身体の病気が原因?ストレスが原因?

当院では呼吸器・アレルギー専門医と相談しながら、ベストな方法を選択して治療にあたっています(相談の受診もOKです)。心理療法が必要と判断される場合には心理療法士によるカウンセリングをご案内します。

当院では、外来や入院での治療だけでなく、患者さんが「元気になる」「健康を作る」取り組みも行っています。

「体」の健康、「心」の健康を目指して、当院スタッフ,患者さんが一緒に活動しています。詳細については、当院に問い合わせください。

対象疾患

気管支喘息・慢性咳嗽・慢性呼吸不全・アトピー性皮膚炎・不眠症・軽症のうつ病や不安障害など

心療内科ブログ

心療内科についての解説や豆知識等を掲載しております。

外来受診案内

  • ・ご自身で、症状にストレスの関与が強いと感じられている患者さんは、直接心療内科の新患外来を受診ください。
    • ※ 木曜日午後:予約制
  • ・心療内科医も呼吸器疾患,アレルギー疾患へのトレーニングを受けており、「せき」「息苦しさ」「かゆみ」の検査、診断や治療を行っています。
    • ※ 症状に応じて各専門医に相談させていただきます。
  • ・先ず身体の病気を鑑別して欲しいという方は、呼吸器科,アレルギー科,皮膚科,耳鼻科の外来を受診し、各専門医の診察・加療を受けてください。必要と判断された場合に心療内科に紹介いただいています。
    • ※ 精査・加療のため入院していただくこともあります。
    • ※ 小中学生の心身症は小児科での対応となります。

外来担当表

*赤字は予約外来です。

心療内科
受付:完全予約制 (電話予約)
※ 新患受診 (木) 13:00~
区分
午前   *平本 *古川      
午後 *戸田     *交代制
(新患)
*平本

担当医一覧

平本 哲哉

hiramoto tetsuya

臨床研究部長

内科・心療内科 (1997年卒)

日本心身医学会指導医
日本東洋医学会漢方専門医
日本心療内科学会専門医
日本内科学会総合内科専門医

コメントなし

古川 智一

furukawa tomokazu

心療内科医長

心療内科・睡眠医学(1997年卒)

日本内科学会認定内科医
日本睡眠学会専門医
日本心身医学会心身医療「内科」専門医
日本内科学会総合内科専門医・認定内科医
日本心身医学会・日本心療内科学会合同心療内科専門医
日本心身医学会研修指導医

コメントなし

戸田 健太

toda kenta

心療内科レジデント

心療内科(2013年卒)

コメントなし