心療内科ってなぁに? 第60回 自然と健康学びの場⑩

自然と健康学びの場⑩

写真を見てみると緑が多くなりました。だいぶん畑らしくなりました・・・このように感じているのは私だけでしょうか?慣行農法では雑草が生えることはないので、このような畑をみると草ぼうぼうにしか見えないかもしれません。

畑は患者さんごとに区切って作物のお世話をしてもらっていますが、それぞれの区域で特徴があるようです。

ある区域では草ぼうぼう、ある区域ではあまり草が生えていない。自然農では、畑にその人の性格が出ると言われています。几帳面な性格の人は畑も几帳面に管理します。おおざっぱな人はおおざっぱに管理します。

それぞれの感覚で自然と対話しながら

どちらが良いとか悪いとかはありません。日々の天候や季節の移り変わりで作物の収穫は変わっていくので、その時々でよい時もありますし悪い時も出てきます。個人個人、それぞれの感覚で自然と対話しながら作物の成長を手助けしていけばよいと思っています。作物の成長を見守るのも楽しいですが、やはり収穫が気になる所です。収穫できると嬉しいし、あまりできないとがっかりします。ちなみに私は少しのスペースに色々な種類を植えてごちゃごちゃにする傾向があるようです。それでも多く収穫できる時もありますし、逆に結果が思わしくない時もあります。天気をみながら日々勉強しています。

建物に向かって縦方向に畑を区切っています。畑にも色々な姿(表情)がありますね。

ニンニクを収穫しました。10月~2月まで日の光が全く当たらないので一時は収穫をあきらめていましたが、ニンニクだけは収穫できました。

ラッキョウや豆類はダメでした。青森がニンニクの産地である意味が少しわかった気がします。日の光が少ない時期があってもゆっくり成長するのかな?

日の光が無い時期があったので分球が2~3個と少なかったのですが、しっかりしたニンニクが採れました。「ジューシーでした」「しっかり味がしていました」「ホクホクでした」など患者さんの反応も良かったです。ニンニクは日の当たらないこの場所でも育ってくれることが分かりました。いくつか種用に残して、秋に植えましょうねと話しています。

国立病院機構 福岡病院 心療内科 平本 哲哉