心療内科ってなぁに? 第44回 ゆっくり花呼吸

ゆっくり花呼吸

“ゆっくり花呼吸”でゆっくりした身体の動きを学びます。「身体」から「脳」へゆっくり、力を抜く刺激を送り込みます。

ゆっくり花呼吸のポイント
  • 意識的に、ゆっくりとした「身体」の動きをしている間、「脳」の活動は抑制されます。
  • “ゆっくり花呼吸”を行っている間は、あなたの「脳」にブレーキがかかります。その結果、「脳」に休息・冷却効果をもたらします。
  • 「身体」を鍛えたり、ただストレッチしたりするために、これらの呼吸を行うべきではありません。
  • キーワードは「ゆっくり」「軽い」「ふわふわ」+「動く」です。
  • “ゆっくり花呼吸”を行っている間に、「身体」に「緊張」を感じたら、それを溶かしてみてください。

ゆっくり花呼吸は、「軽く」「楽に」体を使えるようになるための、最初のステップです

  • “ゆっくり花呼吸”は、呼吸を通して「健康な体(脳+肉体)」を維持する大切な方法であるだけでなく、「軽く」「楽に」体を使えるようになるための、最初のステップです。
  • “ゆっくり花呼吸”を通して、「軽く、楽に、体を使う」技術を習得していきます。(キーワードは「溶ける」と「ふわふわ」です)
  • 習得が深まっていくと、エネルギーを感じながら「体」を使えるようになっていきます。
    「体」を、筋肉を感じないくらいの状態で(ふわふわに)使うことは難しいですが、この技術をマスターすると、「体」をストレスなく(少なく)、ふわふわに使えるようになり、年を取っても健康的で自由に「体」を使えるようになります。
  • “ゆっくり花呼吸”を通して「体」の健康的な使い方を学びましょう。

注意事項

  • 当院で紹介しているプログラムは患者さんに対する有効性と安全性について現在研究中です(このブログでは導入編を紹介しています)。
  • 個人の健康増進を目的に活用ください。また、この目的以外では使用しないでください。
  • 精神・身体症状のある人は副反応が出ることがあります。症状がある方は専門の先生と相談しながら行って下さい。

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国立病院機構 福岡病院 心療内科 平本 哲哉