心療内科ってなぁに?122回医食農の話(7)
第4週は自然(食事)と健康についての話題です。自然農の話だけでなく、食べ物と味との関係やエネルギー、漢方薬についても話していきます。
前回「胃腸」のメンテナンスについての話をしました。私の経験も踏まえて追加の情報を書きたいと思います。
私は、“満腹” “お腹がいっぱい”を感じることが多く、“空腹” “お腹が空いた”を感じることは少ないです。食事をしている時は、“満腹”を感じることが遅いためか“もうちょっと” “もうちょっと”と多く食べてしまいがちで、食べ過ぎた後や食事が終わった後で、“お腹が膨れてきた”と後悔する時があります。加えて“目に見える所にお菓子があると手を伸ばしてしまう” “少しお腹が空いたと感じるといつの間にか手にお菓子を持っている”という癖もあるようです。若い時(20-30代)は食べると夜よく眠れていましたが、最近(50代)は、夕食を多く食べ過ぎると寝つき難くなることを自覚しています。また、朝食を多く食べると体のだるさを感じて仕事に集中できないことがあるため、朝の食事量は少なめにしています。“空腹”を感じてから食事をする、“空腹”と“満腹”のバランスを取るためには、1日3回の食事は多く、10時、17時の2回の食事でよいのではないかとも感じています。
私は胃腸が冷えやすい傾向があります。アイスクリームなど冷たいものを食べると胃腸の冷えを感じ下痢傾向になります。アイスクリームは好きなのですが、頻回には食べることができません。食べた時もお腹が冷えないように、温かいお茶を飲んでアイスクリームで冷えたお腹を温めるようにしています。以前、ブログで書きましたが、お腹が冷えやすい人は、くたくた派でしたね。くたくた派とは、生の食べ物、特に生野菜は苦手で、しっかりゆでたり焼いたり火を十分に入れてから食べることを好みます。生で出てきたときは、ドレッシングや塩をしっかりかけて、お皿の上で野菜をくたくたにしてから食べます。思い出しましたか?
お腹が冷えやすい人は、ごはんを好む傾向があります。ごはんは温かく保温力もあるため、お腹が冷えている人は温かいご飯を食べることを好ましく感じます。逆に胃腸に熱がこもりやすい人は、ご飯を敬遠する傾向にあります。これは季節によっても変わります。夏の暑い時期は、温かいご飯は食べにくいと感じる傾向があり、冬の寒い時期は食べやすいと感じます。一方、小麦は夏でも食べやすいので、そうめんやうどんはつるつると食べることができます。焼きたてのパンは、夏の暑い日でもペロリと食べることができます。けれども、パンばかり食べている人は胃腸や体が冷えてしまうことがあるので注意して下さい。私も含めて、冷え症の人が増えているような気がします。昔と比べて、炊き立て、熱々のご飯を食べる機会が減ったからでしょうか?冷え性は胃腸機能低下だけでなく、不妊にもつながると言われているので、冷えのある人はご飯を意識して食べてみて下さい。ご飯は保温力だけでなく保水力もあります。肌や唇が乾燥しやすい人も意識して食べてみて下さい(*このブログの話は、日本人の体質にあてはめて書いています。外国では小麦を主食にしている方も多くいます。昔は輸送技術が乏しかったので、住んでいる地域で採れる食物で生きていけるように、長い年月をかけて適応していったのだと思います。また、日本人でも色々な体質の人がいるので、自分の身体にどのような特徴があるのかチェックしてみて下さい)。
皆さんは、最近、“お腹が空いた”と感じたことがありますか?
“満腹” “お腹がいっぱい”ばかり感じている人や“ついついお菓子に手を伸ばしてしいます”という人は、胃腸に負担がかかっているかもしれません。このような方は、胃腸を休めることを意識してみて下さい。また“お腹が冷えやすい” “冷え性”の人は、炊き立てのご飯を意識して食べてみて下さい。
「大根の一生」の続きです


花が咲く茎の部分が伸びてきました。

とうとう大根の花が咲きました。白い花でしたね。

満開です。支えきれずに斜めになってしまいました。
大根の根の部分は、栄養を吸われてスカスカになってしまいます。
国立病院機構 福岡病院 心療内科 平本 哲哉
